鬼塚と生徒たちの遊離…「GTO」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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なんか、もはやこれは「GTO」ではないな~というのが率直な感想。

今回見て思ったのは元ヤンキーの鬼塚と生徒達の温度感が、

さらに差がついたということ。






鬼塚のような先生でどうこうなる時代ではもはや無いのに…

という空しさみたいなものを感じずにはいられませんでした。







フジテレビ 火曜22時

「GTO」第1話



主演…AKIRA

脚本…山岡潤平

演出・脚本・編集…飯塚健






同じAKIRA主演でも前作と違うなと思ったのは

演出の個性が前面に出たため。





演出のみならず、脚本も編集もしている飯塚健は

「荒川アンダーブリッジ」ほかでも同じように3つをこなす映像作家。

演出家であり脚本家であり、小説も書く人物。





ですから映像の質感や撮り方が違っているのと

一番大きく違うのは鬼塚より生徒たちに重きが置かれていること。






長回しで生徒たちを紹介していくシーンなどはその最たるものでした。

おそらくこの飯塚という人は感覚的に

今の高校生たちを描くことに長けているんだと思うんです。





しかし、それをつきつめていけばいくほど

鬼塚の熱血指導とは乖離していくので、

それが今回は前作よりさらに深刻になっていくと思います。





「GTO」でなく他の学園ものを作るべきだと思わずにはいられませんでした。

生徒たちが同じ顔に見えるのも前作と変わりません。

さて第何回まで見ましょうか?





今回の評価は…3