電通に業務委託されテレビの視聴率を調査しているビデオリサーチ社が
ついに!タイムシフト視聴率、すなわち録画再生率を発表しました。
これまで、リアルタイムに視聴した視聴者のデータでしかない現在の視聴率は、
これだけ録画機能が発達し録画してから視聴する習慣が増えている中で、
番組を見た人の実数とかけ離れつつあると主張していた私めにとって朗報です。
今回は実験的に調べたデータの発表で、来年の1月からは視聴率と同様に
調査し発表するサービスを開始するそうです。
関東地区では300世帯が対象、放送当日に加え、翌日から7日以内に再生されたのが
全調査対象の内、何%だったかという数字だそうです。
視聴率を調査している対象とは別の世帯で調査しているので、この数字を
単純に視聴率に足せばいいというわけでもないようですが、
1つの目安にはなると思います。
連続ドラマやレギュラー番組の場合、期間中の各回の数字を平均したものだそうです。
今回発表になったベスト20はこちらです。(調査期間 3/31~6/29)
1位 「ルーズヴェルトゲーム」 7.7% ●
2位 「笑っていいとも! 最終回」 7.5%
3位 「MOZU」 7.5% ●
4位 「アリスの棘」 7.4% ●
5位 「続・最後から二番目の恋」 6.8% ●
6位 「BORDER」 6.4% ●
7位 「笑っていいとも!グランドフィナーレ」 5.6%
7位 「SMOKING GUN」 5.6% ●
7位 「ビター・ブラッド」 5.6% ●
7位 「花咲舞が黙ってない」 5.6% ●
11位 「極悪がんぼ」 5.5% ●
12位 「死神くん」 5.4% ●
13位 「花子とアン」 4.7% ●
13位 「軍師官兵衛」 4.7% ●
15位 「ファースト・クラス」 4.6% ●
16位 「ワンピース」 4.5%
17位 「弱くても勝てます」 4.3% ●
18位 「TEAM」 4.1% ●
19位 「ホワイト・ラボ」 3.9% ●
19位 「奇跡の教室」
●印をつけたのが連続ドラマ
実にTOP20番組中8割の16本が連続ドラマだったのです。
いかに連ドラが今や録画視聴が増えているかが分かりますね。
単純に足せばいいわけではないながらも、
ちなみに春ドラマの平均視聴率に足すと以下のランキングは
次のように変わるわけです。
平均視聴率ランキング TOP5
1位「花咲舞が黙ってない」 16.0%
2位「ルーズヴェルト・ゲーム」 14.5%
3位「続・最後から二番目の恋」 12.8%
4位「BORDER」 12.2%
5位「アリスの棘」 11.0%
これに録画再生率を足すと…
1位「ルーズヴェルト・ゲーム」 22.2%
2位「花咲舞が黙ってない」 21.6%
3位「続・最後から二番目の恋」 19.6%
4位「BORDER」 18.6%
5位「アリスの棘」 18.4%
首位は入れ替わりますし、20%超えの番組も出るわけです。
こちらの方が実態に近いというわけですね。
月9史上最低の不名誉を受けた「極悪がんぼ」も録画再生率を足せば15.4%ですから、
そんなに恥じなくてもよいことになります。
この録画再生率が導入されたら、このブログでも極力お伝えしたいと思います。