家族それぞれのありよう…「ボーダーライン」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回のサブタイトルは「家族の行方」
主人公の明(小池徹平)は幼い頃自分と母親(石野真子)を捨てた父親(国広富之)を恨みに思っているわけですが、




そんな恵まれた家庭に育ったわけではない明が、さまざまな家族のありようにふれ、少しずつ消防士としての成長を見せていく回でした。





NHK 土曜21時
「ボーダーライン」第2話

主演…小池徹平
脚本…宇田学
演出…石塚嘉





公園で遊んでいて心肺停止になる少年、心臓マッサージをしながらの救急搬送もむなしく、家族に看取られ亡くなります。






最後まで頑張ってくれたことに感謝する父親、助けられなかったのになんで礼を言うねん!と自分の不甲斐なさにも腹を立てる明。






いきなり家族を失う怖さ…
でも助けられない方が多いのよ…と楓(藤原紀香)には言われてしまうのです。






署長(橋爪功)が管内の住民に話す防災の講習会、その中で語られる東日本大震災の時に、津波で亡くなった親子の遺体で、親は子を抱きかかえてかばい、子供の遺体は無傷だった…という話。





そんな親子もいれば、酒乱でDVしまくりのクソ親父の妻が飛び降り自殺し損ねて、救助されるのですが、





その場でも息子を殴りつけるクズ親父に明の怒りが爆発!まわりにおさえられます。





感情が渦巻く中で、内勤を希望していた明が救う現場の人間になっていく過程が、今回もエピソードを積み重ねでジワジワと見せました。





重苦しさはありますが、主人公の変化が見えていくのは自然とひきこまれます。






あまり周りの人たちの背景まで踏み込むと散漫になるきらいはありますが、そこさえ気をつけてくれればいいドラマです。






今回の評価は…4



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