前作を割りとひいきにしていた私めとしましては、
ちょっと楽しみにしていた作品ではあったのですが、
いや~放送枠が上がってパワーアップしたのは分かりますけど、
何から何まで頑張りすぎて、過剰なのが見ていて苦痛でさえありました。
登場人物がとにかくごちゃごちゃ多すぎます。
今回はサービスでか、前作のメンバーまで出ていたのでなおのこと。
思惑入り乱れすぎていて見終えてぐったり疲れました。
フジテレビ 水曜22時
「ファーストクラス」 第1話
主演…沢尻エリカ
脚本…及川博則
演出…西浦正記
今回の舞台はファッション界を牽引してきた
人気ブランド「TATSUKO YANO」
しかし、創業者矢野竜子(夏木マリ)ももう60歳。
ブランド自体の人気にもかげりがあり、経営は苦しいところへ来ています。
その経営建て直しのために入ったクリエイティブディレクターが木村佳乃演じる廣木。
そして彼女がテコ入れに連れてきた新人デザイナーがヒロインの吉成ちなみ(沢尻エリカ)。
デザイナー(ともさかりえ、シシド・カフカ)やアシスタントデザイナー(倉科カナ、中村倫也)
そしてプレス担当(小島聖、鈴木ちなみ)、パタンナー(市川実和子、篠原ともえ)らが
ちなみとどう向き合っていくのか?
特に、デザイナー同士は足の引っ張り合いをさっそく繰り広げ、
心の声で毒舌を吐きまくります。
この速射砲のような心の声の応酬がこのドラマの見どころでもあるんですが、
それが初回から飛び交う飛び交う…
あまりの毒っ気にちょっとうんざりしてしまいました。
前作最大のヒール、レミ絵(菜々緒)の姉であるナミ絵(シシド・カフカ)が
姉妹でタッグを組んでちなみつぶしにかかるというのは
菜々緒のヒール演技を気に入った私めには嬉しくもあるんですが、
どうもあっちもこっちもいろんなことがありそうで、
散漫な感じは否めません。
矢野のもとを去って、独立した瀧川(余貴美子)の存在感も
その驚くべき巨乳もあわせてやたら濃いですしね。
ただ、そんな周りのごちゃごちゃさに埋もれないよう、
今作のちなみは最初から目には目を的なたくましさ、したたかさがあるので、
その点だけはいいなと思いました。
しかし、男優陣の影の薄いドラマですね…
今回の評価は…