このドラマの初回を見て懸念したのは、パターンが続くのかなということでしたが、第2話を見て大丈夫そうな気がしてきました。
なかなか周到に1話1話が作られているようです。
バカリズムやるじゃん!って感じです。
フジテレビ 火曜22時
「素敵な選TAXI」第2話
主演…竹野内豊
脚本…バカリズム
演出…星野和成
枝分(竹野内豊)はロマンチックな伝説が好きという、すっとぼけた入り方がまずバカリズムっぽくて、
「はあと岩」というハート型の岩をどうしても見たくて田舎町に行くというのが今回。
そこでヒマしている民宿の主、平野(仲村トオル)と出会い、
平野は面倒くさがるのに、半ば強引に枝分は平野をタクシーに乗せ案内させることに…。
そんな時、日頃事件の起きないこの町に町長の娘が誘拐されるという事件が勃発。
犯人は選挙カーに人質を乗せて逃げている(なんでそんな目立つ車に…笑)
ってことで、
すれ違いざま、平野が見つけて通報、娘と犯人はつかまります。
しかし、警察でその2人を見て平野は2人が駆け落ちを図ったのに、
自分がそれを邪魔してしまったと悟ります。
実は今は町長の妻になっている女性(霧島れいか)と平野はお見合いをさせられる前に駆け落ちしようとして、ひるんで出来なかったという苦い過去があり、それもあって平野は何とかしてやりたいと思ってしまうのです。
そこで枝分がここぞとばかり選TAXIのシステムを説明、
選挙カーとすれ違う前に戻ります。
この地味なタイムスリップについて枝分が自嘲的に言う台詞にはクスッとさせられました。
確かに地味なタイムスリップですよね。
そして、選挙カーを止めて、2人と話をするんですが、
駐車している選挙カーが見つかり、それを通報され、またも警察につかまってしまい…
警察で隙を見て拳銃を奪った平野は、
2人を逃がして選TAXIに乗せ、駆け落ちせずちゃんと町長と話をしろ、お前なら大丈夫だ!と励まします。
そして、タイムスリップした先で2人は交際を認めてもらい、
海辺で釣りをしている平野に御礼を言うのでした。
平野は彼らが誰だか分からないんですがね…
冒頭で出てきたいなくなった犬も、いなくならずにすむという小ネタも含め、洒落たオチでした。
ピュアさを忘れていない一途なおじさんを、
仲村トオルが軽妙に演じていました。
反町隆史同様、どうも演技に力が入っているのが気になる人でしたが、年齢を重ねて自然体な演技になってきたなと感心しました。
あと駆け落ちする彼氏役を「弱くても勝てます」「水球ヤンキース」と出ていた
間宮祥太朗が演じていましたが、一途で純な感じを素直に演じていて、ますます今後が楽しみな人です。注目していきたいと思います。
今回はカフェがあまり途中に登場しませんでしたが、ラストに枝分がお土産を持って登場。
そこで「はあと岩」がハートではなく、歯跡であると判明
歯で噛み付いても離れなかった男の執念の伝説とわかり、
お土産のまんじゅうも微妙な形というのには笑いました。
バカリズムのにやっとした顔が浮かぶオチが最後の最後に用意されていました。
今回の評価は…
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