相手の身になって考える…「さよなら私」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「相手の身になって考えてみなさい」ということを学校の先生に教わったりしませんでしたか?




このドラマの主人公たちの場合、それを身をもって実践しているわけで、体が入れ替わったことで、相手の考えや苦悩が分かってくるのです。





NHK 火曜22時
「さよなら私」第4話


主演…永作博美、石田ゆり子
脚本…岡田惠和
演出…黒崎博




同じ入れ替わったのでも、友美になった薫(永作博美)の方が幸せな家庭を手にして、薫になった友美(石田ゆり子)より良いように思えていたのですが、





今回でまさかの形勢逆転…
実は友美の体は乳がんを患っていることが分かったのです。





かつて流産して子どもを亡くしている薫にとって、友美になって息子を得ることができたのに…





これは親友の夫(藤木直人)を寝取った天罰なのでは…と思い、





もしもこのまま元に戻らず、まさかの場合は死を受け入れようとさえ、覚悟してしまうのです。





いくら親友とはいえ、この覚悟すごいな…と考えさせられました。






薫になっている友美も身勝手なことを言う洋介に、薫の気持ちになって反論してました。




薫が流産していたことを知らずに、自分が子どもの写真を送っていたことを詫びる友美に…





乳がんのことを明かす薫。
そして、ラストに「さよなら私」のタイトルが…




そういう意味だったのかとドキッとし、なんとも言えない余韻に浸りました。






しかし、このドラマに出ている男たちの、なんと身勝手で、鈍感で、愚かしいことか…。
脚本の岡田惠和の自嘲でしょうか?





今回の評価は…4



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