もったいぶらない潔さ…「Nのために」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最近の連ドラでよく不満に思うことは大したことない謎めいたものを、やけにもったいぶって引っ張ること。






そのために序盤はスゴい勢いで進んだ割に、中盤は回数かせぎのように中だるみする回があるということ。






このドラマにもそうなるのではという懸念がありましたが、どうやらそうはならないようです。






TBS 金曜22時
「Nのために」第4話

主演…榮倉奈々
脚本…奥寺佐渡子
演出…山本剛義




このドラマの脚本を書いている奥寺佐渡子はどちらかというと映画の脚本を主に書いている人で、





細田守監督のアニメ「サマーウォーズ」「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」や「八日目の蝉」などの秀作を書き、実績を残している人です。






ただし、連ドラは93年に「お茶の間」という作品を書いて以来、わずか5本しか書いていないのです。





今回と同じスタッフ、同じ湊かなえ原作の
「夜行観覧車」も書きましたが、その時は清水友佳子と2人でかわるがわる書いたものでした。






しかし、今回は全話単独で書くようで、恐らく映画の脚本を書くように原作を読み込んだ上で作品全体の構成を作る作業をした上で、1話1話丁寧に書いているのではと推測されます。






私めは原作を読んでいないので、原作をどう組み直しているのか、

原作には登場しない高野(三浦友和)をどううまくドラマ化のために使っているのかは

分からないのですが…






マンション殺人事件の真相に向かって、しっかりと毎回が進んでいく感じは、

なかなk他の連ドラでは見受けられないものだなと感心して見ています。






ちょっと脚本についての話が長くなってしまいましたが、

今回変にもったいぶることなく、事件の核心へと進んでいきました。






野ばら荘の地上げを阻止するためにN作戦を開始した

住人の西崎(小出恵介)、希美(榮倉奈々)、安藤(賀来賢人)。






そのために野口夫妻(徳井義実、小西真奈美)に接近することになり、

安藤はダイビングを、希美は将棋を…そして西崎は妻の方を好きになってしまうようで…





彼らと野口夫妻がどうからんでいくのか?

希美と安藤はどうひかれあっていき、そこに成瀬(窪田正孝)はどうからんでくるのか?






いろいろ面白くなる要素が散りばめられ、

ストーリー自体は大きく動かなくても、決してがっかりはしない回でした。





今回の評価は…4