自分だったら…「ママとパパが生きる理由」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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こういった余命を告げられた主人公のドラマを見るというのは辛いことです。

まして癌となれば、大抵の視聴者は身内や知人でそれで亡くなった方はいるはずですし、その看病をされた方もいるでしょうから…。





このドラマの場合、夫婦がどちらも癌になってしまう…という展開で、自分だったらどうするだろう?などと考えてしまい、身につまされてしまうドラマです。







TBS 木曜21時

「ママとパパが生きる理由。」第2話


主演…吹石一恵主演

脚本…龍居由佳里

演出…都築淳一





過去に中居正広主演の「白い影」なども書いているベテラン脚本家の龍居由佳里が、非常に丁寧に「家族の中に癌だと分かる人が現れたら…」という状況を描いています。





今回は妻の柊子(吹石一恵)が末期の乳がんと分かり、抗がん剤治療を始めることになった矢先に、自分もステージ3の肺がんだと分かった夫の賢一(青木崇高)が、自分の病気は伏せ、妻のケアを優先させようとする姿が描かれました。





検査結果を聞いた時の表情を始め、ショックを隠して妻や会社の先輩(田中哲司)に対する時の繊細な感情表現で、青木崇高はすばらしい演技をしました。





エキセントリックな役が多かった人ですが、ここまで抑えた演技ができるのかと感心してしまいました。






自分だったら賢一のように考えられるだろうか?

そんな疑問を抱きながらずっと見ていました。






病気である母親を気遣う娘…何も知らないまだあどけない息子。

子ども2人の対比も胸に迫るものがあります。





娘に過度の愛情を注ぎながらも、自分の仕事本位で生きてきたらしい柊子の母親(風吹ジュン)と柊子との軋轢。この母親がどう今後変わっていくのかも気になるところです。

いかにもなリアルさで風吹ジュンが演じています。





このドラマは極力泣かせようということを避けて作っている姿勢が大変好もしいです。

最後まで覚悟して見届けたいと思います。






今回の評価は…4