家族のケアがどこまで…「ママとパパが生きる理由。」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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自分も手術ができない状態の肺がんだと妻の柊子(吹石一恵)に告げた賢一(青木崇高)。

柊子の狼狽ぶりがリアルで、見ていていたたまれない気持ちにさせられました。






そのショックから、お互いを「がん友」と認め励ましあっていこうと考え方を変えるまでが描かれました。







TBS 木曜21時

「ママとパパが生きる理由。」 第3話


主演…吹石一恵

脚本…龍居由佳里

演出…木下高男






夫婦共にがんだと分かった以上、自分たちだけでは家事や育児もきつくなっていくので、家族の手助けが必要になってきます。






賢一の両親(ダンカン、朝加真由美)と柊子の両親(国広富之、風吹ジュン)のそれぞれの対応や心情も

このドラマでは丁寧に描かれています。






特に、柊子とも仲良く、理解のある感じだった賢一の母親が自分の息子もがんと分かってから、柊子の母親の非協力ぶりにつっかかったり、態度がついとげとげしくなってしまうのは、リアルだなと思って見てしまいました。





夫婦がこれからどうなっていくのかもありますが、この親たちがどう子どもたちの最期を見届けるのかも、とても気になるところです。





感情に流されず、感情を押し殺して事態に向かっていく家族の姿を、こちらも真摯に見届けたいなという気持ちにさせられる作品です。







今回の評価は…4





しかし、今クールは「さよなら私」といい「Nのために」といい、ヒロインがガンになる作品が多いクールですね。