平助の母とりさの姉…「ごめんね青春!」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回、前々回ほどは泣けませんでしたが、今回もグッと来るところがあり…




完成度の高いクドカンの脚本を楽しむことができました。





TBS 日曜22時
「ごめんね青春!」第9話

主演…錦戸亮
脚本…宮藤官九郎
演出…福田亮介




平助(錦戸亮)の家にせつ子さん(麻生祐未)という新しい母親候補の女性が来て、主婦力を発揮しザワザワ…





一方、学校にはりさ(満島ひかり)の姉祐子(波瑠)がフリーライターとして現れ、学校の取材をしたいってことでザワザワ…





2人の女性の登場による周りの人物たちの心の揺れが巧みに描かれ、それが感動的なシーンにそれぞれつながっていく仕組みが秀逸でした。





平助の母の方は、今は菩薩になっている亡き母みゆき(森下愛子)が生前どんな母親で、どのように亡くなったかが初めて描かれ…





そんなみゆきに平太(風間杜夫)がラジオを通じて詫びるシーンは、風間杜夫の語りの上手さで、グイグイひきこまれ、心打たれました。






冒頭の方にあった平太は、リスナーじゃないから分からない…という伏線がこんな形で来るとは…でしたね。





一方、祐子の登場で内心穏やかでないのはりさで、それなのに大事な文化祭の前日に、






平助から自分がロケット花火で放火してしまったことを聞かされます。





実は本当にそれが火事の原因かは分からないんですけどね…





りさの家がそれでどんなことになったか…という怒りをぶつけるりさに、






平助はこれまでにない毅然とした態度で、
りさへの愛の告白をします。






それを受けての満島ひかりの混沌とした感情表現が見事でしたね。






いろんな感情がどっと押し寄せ、自分の中で整理しきれない感じがよく出ていました。






対する錦戸亮ももちろん悪くはなかったですけど、満島ひかりに押され気味でしたね。





錦戸亮はむしろDJである正体を知った校長(生瀬勝久)とのやりとりが良かった。飄々とした笑いの取り方が上手いですよね。





今回の評価は…4

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