なぜ昨今の学園ドラマには「いじめ」が付き物なのか…「いじめ」無しでは学園ドラマは成り立たないかのようで…
前クールの「ごめんね青春!」には無かったな~などと思いつつ、
また、こういう話かと興味をひかれないスタートでした。
日本テレビ 土曜21時
「学校のカイダン」第1話
主演…広瀬すず
脚本…吉田智子
演出…南雲聖一
このドラマの舞台となる学園は、親が富裕層で寄付金の多い生徒はプラチナ枠と呼ばれ、スクールカーストの中でトップに君臨している。
一方、経営破綻で潰れた学園の生徒をこの学園は受け入れていて、彼らは特別採用枠と呼ばれ、底辺の扱いを受け、
生徒会の役員もわざとその中から選ばれ、プラチナ枠の生徒たちに操られ雑用を押し付けられるにすぎない。
そんな中、生徒会長に選ばれたヒロインのツバメ(広瀬すず)が、知り合った正体不明の天才スピーチライター雫井(神木隆之介)の力を得て、学園を言葉の力で改革していく…という話なんだそうですが…
ヒロイン役の広瀬すずは最近JRの駅で見かけるJR SKI SKIのポスターのモデルさん。
なんて子なんだろうと思ってたら、それか広瀬すずだったんですね。
時々、宮沢りえの若い頃を思い出させる凛とした美しさで、日本テレビが抜擢したのもうなずける原石のような輝きがありました。
なぜこの子が?と疑問でしたが、あえて起用したのも分かる気がしました。
プラチナ8のメンバーには、
「水球ヤンキース」で注目した間宮祥太朗、「昼顔」で注目した健太郎、「ごめんね青春!」でクイズ王を演じた白州迅、
「夜行観覧車」の鈴木京香の娘役だった杉咲花、「あすなろ三三七拍子」で柳葉敏郎の娘役だった飯豊まりえ、「ぴんとこな」で榎木孝明の娘役だった吉倉あおい
…といった気になった人たちが出ていますが、個別なキャラクターは与えられておらずありきたりな演技のみ。
かつての名子役須賀健太がアブラムシと呼ばれる副会長の油森を、しっかり演じていて頼もしかったのがせめてもの…という感じでした。
同じく元名子役の神木隆之介が悪魔的な雫井を演劇的にオーバーアクションで演じているのも、少々浮き気味でしたが、引き込まれるものがありました。
全校生徒の前でツバメがするスピーチが期待したほどでなかったのが残念でした。
ただユニークな学園ドラマになる可能性は感じるのでもうしばらく見ます。
今回の評価は‥
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