今回の長谷川博己の演技を見ていて、「家政婦のミタ」の時に彼が演じた父親失格のダメ父親を思い出しました。
あの時は、自分がいかに父性愛が無いかを子供を前に訴えるシーンがありましたが、
今回はあれに匹敵する常識から逸脱したダメっぷりを見せてくれました。
フジテレビ 月曜21時
「デート~恋とはどんなものかしら~」第2話
主演…杏
脚本…古沢良太
演出…武内英樹
父親(松重豊)が結婚すなら普通の男女のように相手を好きになり…という段階を踏めと言われ、
普通の男女のデートの定番、遊園地に行くことにした依子。
2人とも不慣れな場所で、家にこもりきりの巧(長谷川博己)にとっては卒倒しそうな場所。
人ごみも騒ぐ子供も大の苦手なのです。
しかし、依子は巧とのラブラブ写真を父親にメールして認めてもらいたいし、
巧は巧でデート終わりにサプライズのプロポーズをしようと思っていて、
それぞれもくろみがあるから何とか我慢して遊園地を楽しむカップルになろうと努力をするわけです。
遊園地でベタベタするバカップルに教えを乞い、顔にペイントしたりするイタさが何とも言えませんでした。
そして今回の圧巻は、プロポーズしようとしたら、その正体と本音をバラされてしまった巧が、開き直って持論をぶっちゃけるシーン。
理屈が通っているようで、自分勝手きわまりないその考えを滔々とまくしたてる長谷川博己の演技は、長谷川博己の真骨頂でした。
まさか依子は賛同するかと思いきや、きっぱり否定してくれました。
果たしてこの2人に恋愛感情は芽生えるのか?通常の恋愛ドラマにひねりを加えた古沢良太の狙いが明確になった第2話でした。
今回の評価は…
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