今回も面白かった！
「面白い！」と見終わって素直に言えることが、昨今いかに少ないかをつい考えさせられてしまいます。
院長代理として自ら堂上病院を窮地に陥らせてしまった卓ちゃん（高嶋政伸）。その打開策として彼のとった行動は意表をつく、いかにも彼らしいもので…
テレビ朝日 木曜21時
「ＤＯＣＴＯＲＳ ３～最強の名医～」 第４話
主演…沢村一樹
脚本…福田靖
演出…本橋圭太
腹腔鏡手術で使う器具を使って折り紙の鶴を追う技を動画に撮ってネット上に配信するという「鶴を折ってみた…」作戦。
何をまたバカなことやってるんだと思ったら、それが中国で評判になり、わざわざ腹腔鏡手術の見学ツアーが来るという…まさかの展開には笑うと同時に、脚本の巧みさを感じました。
そして、そのかたわら、例によって相良（沢村一樹）が暗躍し、卓ちゃんに愛想を尽かし、他の病院へ移ろうと考え出すチーム森山のメンバーに、
代わりの医師たちが見つかったからと煽ったあげくに、森山の手術を成功させ、やっぱり森山先生はスゴい！と立てて、彼らを翻意させ、「チーム森山」を再び結束させる。
そのミッションの進め具合の鮮やかさも、いつもながら感心させられました。
高嶋、沢村のそれぞれ好演もありますが、森山、相良のキャラに合った活躍をちゃんと作り上げる、脚本と演出の職人芸的な堅実な仕事ぶりは見事というよりありません。
まさに絶妙のアンサンブルといえるでしょう。
これがなかなかできそうでできないことなんです。
今回の評価は…