愚かな篤蔵と寡黙なシェフ…「天皇の料理番」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回も見ごたえがありました。
前回は黒木華と鈴木亮平を誉めましたが、





第2話では新たに小林薫と桐谷健太、柄本佑が登場。それぞれ適役で主人公をナイスアシストしていました。





TBS  日曜21時
「天皇の料理番」第2話


主演…佐藤健
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗





今回は華族会館のレストランの厨房に、皿洗いとして入った篤蔵(佐藤健)が、料理を早く習いたくてトラブルを起こす話でした。





この頃は洋食の地位が低くて、やさぐれ者の集まりみたいな厨房で、





新入りはこき使われ、意地悪もされながら、来る日も来る日も鍋や皿を洗わされ、掃除をさせられるのでした。





夜に洗った鍋を朝また洗うことを無駄に感じた篤蔵は、ある日サボったらすぐに宇佐美シェフ(小林薫)にバレてしまい、思い切り蹴られます。





鍋を満足に洗えないヤツで、良い料理人になるヤツなどいない!と宇佐美に叱られても、篤蔵はでも宇佐美しか気づかないじゃないか…と納得しません。






思い余った篤蔵は、宇佐美の机からレシピノートを盗み出してしまいます。





ガラスを割って侵入したため、警察沙汰になりますが、





なぜか、宇佐美はレシピが盗まれたことを
黙っています。




夜、牛刀を黙々と研ぐ宇佐美に、自分がレシピを盗んだことを明かし、また蹴られてクビにされるのを覚悟します。





自分も若い頃似たようなことをやったから
責められないと、蹴らずに黙々とまた牛刀を研ぐ宇佐美。





オレはバカだった!あなたについていきます!と泣き叫びながら下駄で頭を叩く篤蔵。





そんな愚直な篤蔵を見てニンマリとする宇佐美。





小林薫が「深夜食堂」とは違って、小林薫らしさを見せ、佐藤健のドストレートな演技を受けとめ、名シーンを作り上げました。





小林の他にも、同じ皿洗いの男を丁寧に演じる柄本佑、画家志望である粋人の男を雰囲気たっぷりに演じる桐谷健太。
いずれも寸法に合った演技を見せました。





このドラマ、役者の使い方が上手いと感心します。





今回の評価は…4