パリからの帰国…「天皇の料理番」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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パリ編は随分駆け足でしたね。

このドラマ、2クールは十分いけたと思いますが、1クールだとどうしても省くところは大胆に省かないと、天皇の料理番になるまでたどりつけないので、経費の面からもパリ編が短くなるのも仕方ないことだったのでしょう。






とはいえ、今回はパリでの修業を取るか?日本に帰って天皇の料理を作るか?で揺れる篤蔵(佐藤健)が、新太郎(桐谷健太)とフランソワーズ(サフィラ・V・ドーン)との関係を通じて丁寧に描かれました。








TBS 日曜21時

「天皇の料理番」 第8話


主演…佐藤健

脚本…森下佳子

演出…中前勇児







俊子を演じる黒木華も健気でいじらしかったのですが、パリ編で篤蔵の恋人であるフランソワーズを演じたサフィラ・V・ドーンという女優さんも、日本人の親しみやすい可愛い笑顔の人で、そのいじらしさが共感を持てましたね。







なので、やはり篤蔵が日本へ帰るということになった時、自分の築いてきた夢のためについていくことを断念するその切なさがよく伝わってきました。







そして、もう一人新太郎も、篤蔵にパリに残って欲しい気持ち、自分は才能が開花しないもどかしさ、それでも身を売ってまで茅野(芦名星)が工面してくれた金で来ている以上ただでは帰れないという意地が渾然一体となって…








複雑な思いで篤蔵を見送る別れのシーンは、桐谷健太のストレートな演技で胸に響きました。







そして、今回も私めの涙腺をゆるめたのは、故郷に帰ってきた篤蔵の周太郎(鈴木亮平)への報告のシーン。







ずっとこの日を待ち続けていた周太郎の喜びはいかほどかと思うと…もう泣けてしまって。

てっきりパリにいる間に死んでしまうのでは…と思っていたので、報告できて良かったなとしみじみ思いました。







次回jは亡くなってしまうようですが、次回も涙腺がヤバイです。







今回の評価は…4