13日放送の第10話と20日放送の最終話をまとめての記事になります。
このドラマってせっかくの食材を使いながらなんでこんな美味しくない料理にしちゃったかな…と残念に思ってしまうような料理のようで、
主演の多部未華子をはじめ、芸達者をこれだけ揃えていながら、中身がイマイチだったのはひとえに脚本家の力の無さにあったと思います。
キャストや演出家がいくら面白くしようと努力しても、肝心の脚本が面白くなければどうにもなりませんからね。
日本テレビ 土曜21時
「ドS刑事」 第10話、最終回
主演…多部未華子
脚本…川崎いづみ
演出…中島悟
そんな目くじらを立てずに気楽に見れば、脚本なんてどうでもいいじゃない?という方ももちろんいらっしゃるとは思いますが、
やはり私めが好きなのは、脚本がしっかりしていて、キャストがその脚本に乗せられていい演技を見せてくれるドラマで、
脚本はダメだけど、キャストが何とか面白くしようと努力しているようなドラマは評価したくはありません。
終盤2回のこのドラマなどはちょっと枠拡大をすれば1話で十分詰め込めたであろう内容を、ダラダラと2週に分けて描いており、
終始、なんだかな~としか思えない出来栄えでした。
そもそも、今評判の「コンプライアンス」だか何だか知りませんが、
「ドS」を表現するのに、こんなことを言わせたら抗議が来るかも?と及び腰になっている
時点でこのドラマは失敗です。
多部未華子がひいきの女優だからではないですが、ヒロインのマヤの胸のすくような悪口雑言をもっと聞きたかったですね。
多部未華子のタンカはいいですからね。
でも「バッカじゃないの!」を決めセリフにしたら、子どもが真似するからとか、言われた方の身になれとか、抗議が来るので抑えたみたいなこともあったのかもしれませんね。
だったら最初からこんな原作を取り上げなければよかったのに…と思わざるをえません。
マヤと代官山(大倉忠義)も、マヤと白金課長(吉田羊)の関係性もようやく良くなってきたころに終わってしまいました。
最後までいろいろと残念だったドラマです。
第10話、最終話ともに評価は…