2013年春クールから日本テレビに対抗して連ドラ枠を再開したフジテレビ。
しかし、それから今クールまでの通算10クールで、フジテレビが日本テレビに平均視聴率で勝てたのは、13年春の「家族ゲーム」と13年秋の「リーガル・ハイ」の2本だけしかありません。
7連敗中のフジテレビは何とかこのへんで連敗をストップしたいところ。
何とか視聴率を取りたい10月スタートのドラマはどんな作品になるかというと…
フジテレビ 水曜22時
「無痛~診える眼~」
主演…西島秀俊
脚本…大久保ともみ
演出…佐藤祐市、木下高男
フジテレビのヒットコンテンツの1つ「チーム・バチスタ」シリーズのように医療ものと刑事ものを合体させた医療サスペンス。
西島秀俊が演じるのは、「神の診察眼」を持ちながら地方都市の片隅で診療所を営む天才医師の為頼英介。
妻の死をきっかけに医療の限界を感じてしまった為頼は、刑事の早瀬(伊藤淳史)と出会い、天才的な診察眼を犯罪捜査に活かすことになる…というお話。
「チーム・バチスタ」シリーズ主演の伊藤淳史がこちらでは刑事役となり、西島の相棒となります。
更に「海猿」シリーズ主演の伊藤英明が為頼と同じ診察眼を持つライバル医師白神を演じます。
事件解決にどのように診察眼を活かすのか?そこの面白さがみどころになると思いますが、
今クールの作品にも多く見られるように、脚本家の能力が低く、どこまで久坂部羊の原作をうまくドラマ化できるのか?そこが心配です。
2時間サスペンスがどの局も低視聴率にあえいでいる今、時代に逆行しているのでは?と早くも苦戦が予想できてしまいます。