終戦記念日の放送なので、このドラマを見ている子供や若者たちに、戦争について考えてほしい…という脚本の岡田恵和はじめスタッフの狙いはわかりましたが…
日本テレビ 土曜21時
「ど根性ガエル」第6話
主演…松山ケンイチ
脚本…岡田恵和
演出…菅原伸太郎
不発弾がひろし(松山ケンイチ)が住む町に埋まっているらしく、それを回収するまで締め出された人々がひろしの家に集まり…
そこでおのずと不発弾って何?って話になって、戦争体験者の京子ちゃん(前田敦子)のお祖母ちゃん(白石加代子)が説明してくれ…
それはまぁ意義があってイイことですが、ピョン吉(声=満島ひかり)が不発弾を見たいって言い出して、ムチャをする…って展開から…
ドタバタの末に、ピョン吉はなんで不発弾を見たかったかというと、不発弾を擬人化して、そこにもうすぐ命絶えそうな自分の思いを重ねたのでした。
この結びつけ方には、いささか強引さを感じてしまいました。
しかし、後半は区長選挙に出馬するゴリライモ(新井浩文)が応援演説をひろしに頼むってことになり…
肝心の当日に声が出なくなったひろしに代わり、Tシャツを後ろ前にしたピョン吉が大演説。こちらは強引な展開とはいえ、
セリフの良さと満島ひかりの名演で、ピョン吉の告白には胸を打たれました。
こんな所で言わなくても…ではあるんですが、
面と向かって言えないからこそのシチュエーションだったんでしょう。
驚いてTシャツを脱いだひろしがピョン吉を見るところで今回は終わり。
続いてひろしがピョン吉のいなくなったあとの姿が流れるエンディングロールに。
この流れにもやられましたね。
ピョン吉はホントに最終回は死んじゃうんですかね…
悲しい別れになりそうです。
今回の評価は…