少しの間、元に戻った泰山と翔…「民王」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回、コミカルさを抑えて親子の関係をしっかり描いたことで、今回はより感動が高まることになりました。





あまり余計な演出もなく、脚本の良さとキャストの名演技をしっかりと堪能できました。





テレビ朝日  金曜23時15分
「民王」第6話

主演…遠藤憲一、菅田将暉
脚本…西荻弓絵
演出…山本大輔




今回は演出補、いわゆる映画でいう助監督が演出をやらせて貰ったという回で、その割にはしっかりとこのドラマ本来の良さを出していました。






なんと言っても今回のみどころは泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)が元の身体に戻ったところ。





今まで入れ替わりの演技をしていた二人が、本来のキャラに戻っての演技。





それを見せることで、いかに二人が相手のキャラをうまく掴んで演じていたかが、改めて分かり感心させられました。





そして、それぞれここぞという大事なところでまた元に戻り、また入れ替わりの演技に。





二人の演技の振り幅の広さを今回の中だけでこんなに堪能するとは。





特に入れ替わりの方もわざとらしさがなく、そう思えるまでの自然さになっていることが見事というよりなく、






真衣(本仮屋ユイカ)をかばって撃たれた泰山(中身は翔)と自分をまた戻す決意を語る菅田の翔(中身は泰山)の演技は、今回の白眉で惚れ惚れする名演技でした。





入れ替わりのたびに柔軟に対応を替える狩屋(金田明夫)と貝原(高橋一生)も決して出しゃばらず、それでいて役の個性をしっかり打ち出す見事な助演ぶりで…




飲み屋で貝原を疑う狩屋と貝原のギクシャクした会話にはニヤニヤさせられましたし、





入れ替わったからと安心してスピーチ原稿にルビをふらなかった落ち度にアタフタする二人もなんとも可笑しかったです。






しかし、衝撃の頬擦りシーン以来、ここ2回、全く草刈正雄が出てないのは気がかりです。怒って出なくなったわけじゃないでしょうけど。




今回の評価は…4