このドラマはやはり支店長が悪いヤツであればあるほど、最後の舞(杏)の啖呵も活きてくるわけで…
今回の津田寛治演じる三枝支店長は今シリーズに登場した支店長の中でもトップクラスに卑劣なヤツで、
それが懲らしめられるのは単純に痛快でした。
やはりこのドラマはこうでないとダメなんでしょうね。
日本テレビ 水曜22時
「花咲舞が黙ってない」第10話
主演…杏
脚本…松田裕子
演出…南雲聖一
最初のうちはイヤなヤツとは思わせないでいて、放火事件や名指しの告発が来るにしたがって、
本性を剥き出しにしてきて、過去にやってたことはホント悪い融資の見本みたいな酷いやり口でした。
晴れてる時に傘を貸し、雨が降ったら取り上げる…
こんな酷いことって世の中ではザラにあったんでしょうね。
ストレス社会と呼ばれる現代で、悪いことしたのに出世していい思いをしている人間が懲らしめられるのを見るというのは、一種のストレス解消になるんでしょうね。
それがこのドラマの視聴率が高い理由の1つであることは間違いありません。
特に銀行には大抵みんなイヤな思いをさせられた経験があるので、尚更ですね。
「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」のヒットはそれあってこそ。今さらそんなこと書くのも気恥ずかしくはありますが…。
今回の津田寛治の正統的な悪役ぶりの良さが、それを改めて教えてくれました。
今回の評価は…