続いては最優秀助演男優賞の発表です。
こちらもノミネートしたのは5人の男優さんです。
まずは…
「エイジハラスメント」
小泉孝太郎
これまで品行方正な役の多かった人が、今回は社内不倫はしているわ、さらにその部下にも手を出し、それでもシレッとした顔をしている男をやけに自然と演じました。
彼の中にこういう一面があるんだろうなとさえ思わせるものがあり、これからは悪役もいけるなと思いました。
「民王」
高橋一生
この貝原秘書は面白かったですね。高橋一生自身のコメディセンスの高さを証明するもので、
無表情で辛辣な毒を吐いたり、乙女チックな私生活を垣間見せたり、冷静な中に熱い忠誠心もあったり…
多種多様な顔を演じ分け、惚れ惚れするテクニシャンぶりでした。
彼が演じてきたさまざまな役を凝縮した集大成の役とも言えそうです。
同じ作品からもう一人。
「民王」
金田明夫
主人公の泰山の盟友で官房長官を勤めるカリヤンをこちらもいかにもな感じで演じ、
このドラマには無くてはならない存在でした。
菅官房長官を真似たらしい官房長官のマスコミ対応ぶりとか、見た目は入れ替わっているけど泰山と翔への対応の演じ分けとか、
ベテランらしい巧妙な演技を淡々と演じていました。
「ど根性ガエル」
新井浩文
このドラマでは、他にも勝地涼やでんでん、光石研ら演技派がそれぞれ好演してましたが、
ゴリライモの複雑、かつナイーブな心理をデリケートに演じ、ゴリライモを愛すべき人物に高めた新井を選びました。
最初はなんでこの人がゴリライモ？と思いましたけどね。
最後に…
「デスノート」
半海一晃
エキセントリックなドラマの展開の中で、一人超然と構えている執事ワタリの存在感は、何かホッとさせるものがありました。
原作はどうかは知りませんが、風貌も声音も型ではめたような見事な執事ぶりでした。
以上5人の中で最優秀助演男優賞に選んだのは…
「民王」
高橋一生
金田明夫とW受賞にするか悩みましたが、今回は後輩に道を譲っていただいて、多彩な演技を見せてくれた高橋一生にしました。
今後も彼がどんな役を演じるか楽しみです。