またこういう薄っぺら恋愛ドラマなのか…「5→9」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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あ~あ、やっぱりこういう感じなのか…
イヤな予感は当たっていたというより、予想以上に深刻になりそうな、今後の不安を感じさせる初回でした。





フジテレビ  月曜21時
「5→9~私に恋したお坊さん~」第1話

主演…石原さとみ
脚本…小山正太
演出…平野眞





原作の漫画を読んでいないのでわかりませんが、単行本の帯の文句が「東京版SEX AND THE CITY!?」だったそうですから、




そういう狙いの漫画なんでしょうね。それを実写化するにあたっては、生身の役者が演じるわけですから、脚本で登場人物たちに肉付けをしていかなければなりません。





演じる役者に合わせて原作との改変もやむなしでしょう。





ところが、連ドラを一人で書くのは初めての若手脚本家の小山正太は、漫画のキャラクターをなぞっただけのような薄っぺらな人物描写しかできていません。





なので、海外に行ったことないし、荒川区に住んでる庶民的な私生活も隠して、海外通ぶって英会話学校の講師をしているヒロインの心情は、あまり伝わってこないんです。




なので、自分の落ち度で謝りに行って、オバハンたちに散々言われて、その帰り道泣き出されても、は~?でした。




薄っぺらいな~としか思えない…
人物描写が浅いとどうしても役者の演技が浮いてしまって、石原さとみの演技も鼻についてしまう…このドラマはその悪例です。





もっと困るのはそんなヒロインを好きになる山下智久演じるお坊さんの高嶺で、







こちらはもう何を考えているんだか分からないまま、ストーカー的になって、何で居場所わかったのか分からないまま現れて、いきなり自宅に監禁って…




あれよあれよで、大丈夫か?このドラマ?と不安になるしかありませんでした。





原作通りにヒロイン以外のさまざまなペアの恋愛を群像劇的に描くようですが、これと言って興味をわく人物は皆無。





前クールに引き続き、先が思いやられる月9になりそうです。






今回の評価は…3