少しずつ変わっていく2人…「掟上今日子の備忘録」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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話の内容的にはイマイチでしたが、岡田将生演じる厄介の魅力で持たせたと言ってよい回でしたね。

回を追ってトラブルに巻き込まれる厄介が頼もしくなっていっている変化も楽しむことができました。







日本テレビ 土曜21時

「掟上今日子の備忘録」 第6話


主演…新垣結衣

脚本…野木亜紀子

演出…小室直子





今回はこれまでと違って女性のディレクターの演出でした。

だからかもしれませんが、これまでのような今日子の可愛さはあまりクローズアップされず、むしろ厄介の魅力がぐっと高まる演出だったように思います。






毎回毎回トラブルに巻き込まれては職業が変わっている厄介。

人柄がいいからか、次々に雇ってくれる先は見つかるようなんですが、すぐに何かしら運のないことが起きて辞める羽目になってしまうんですね。






そんな厄介が今回雇ってもらうことになったのが女子校の管理員。

今までで懲りている厄介は、トラブルに巻き込まれないように女生徒たちへの接触を最小限にします。







それなのに、ある女生徒の自殺未遂に巻き込まれてしまい…っていうのが今回のお話。

サバイバル雑誌の編集部で働いていたことがあったので、とっさの機転でピンチを切り抜けた厄介は、なぜ女生徒は死にたかったのかを今日子に調べてもらいます。






実はその女生徒は、恥ずかしいことを厄介に知られてしまったために巻き添えにして、一緒に殺そうとしていたって分かるわけですが…、







そんな彼女に記憶がなくなる私は何もしてあげられないという今日子に代わって、厄介は寝たふりをしている彼女に、生きるには恥ずかしいこともあるってこと、それでも生きていた方がいいってことを優しく語ります。







自分を殺そうとした子なのに…なんて善人なんでしょう。

そんなファンタジックなまでにピュアな厄介の善良さを、岡田将生はすんなりと演じていて、この人ならではの役になっています。







そんな厄介の話を病室の外で盗み聞きしている新垣結衣の表情も良かったです。

どこかに人を寄せ付けない頑なさがあった今日子が少しずつ、受け入れようとしてきている変化を、デリケートに演じていると思います。







今回の評価は…3