世界的に権威のある文学賞、ブッカー賞受賞作家である日系英国人のカズオ・イシグロが2005年に発表した「わたしを離さないで」。
発売直後から話題になり英国で100万部を超える大ベストセラーに。その小説を世界で初めてドラマ化するのがこの作品です。
TBS 金曜22時
「わたしを離さないで」
主演…綾瀬はるか
脚本…森下佳子
演出…吉田健、山本剛義、平川雄一朗
実はTBSの連ドラ単独主演はこれが初めてという綾瀬はるか。
三浦春馬とはこれが初共演だそうです。
脚本は綾瀬がTBSでこれまで出演してきた「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN-仁」を書いてきた森下佳子だけに、綾瀬を魅力的なヒロインに書いてくれるでしょう。
今回、綾瀬が演じるヒロインの恭子は世間から隔離された施設で友彦(三浦春馬)や美和(水川あさみ)と共に、良質な教育を与えられ育てられます。
普通の子供であったはずの彼らは10歳の時に自分たちは生まれながらにある使命を与えられた特別な子供であると知らされます。
彼らに与えられた使命とは?
施設に隠された秘密とは?
運命を知った3人は苦悩し葛藤しながら絆を深め、生きる意味を模索していく…というサスペンス要素もあるヒューマンラブストーリーになるようです。
使命って何なんでしょうね。気になります。
それぞれ主演クラスである綾瀬、三浦、水川の競演が楽しみです。
綾瀬演じる恭子はかつては優しく素直だったのに、今は疲れと諦めに満ちている…
三浦演じる友彦はかつてはいじめられ馬鹿にされていたが、一途さは失わず今も無器用ながらまっすぐに生きている…
水川演じる美和は昔から勝ち気で他人を支配下に置きたがり、誰よりも強く愛を求めている…
過去をふまえた今の苦悩を3人がどう演じるか、この競演は楽しみです。
今クールの「コウノドリ」に続き、来クールもこの枠は秀作になりそうです。