今日子に信用してもらえた厄介…「掟上今日子の備忘録」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回がこれまでで一番出来は良い回だったように思います。

今日子(新垣結衣)と厄介(岡田将生)の関係性をじっくり描いてくれたこと。

謎解きもちょっといい話でカタルシスを感じることができたこと。

その2点が良かったからです。






日本テレビ 土曜21時

「掟上今日子の備忘録」 第7話


主演…新垣結衣

脚本…野木亜紀子

演出…佐藤東弥






2週前に扱った今日子が大ファンの作家須永昼兵衛の遺稿。しかし病死したはずの須永が実は自殺ではないかとの説も出てきて、






その遺稿を出版したい編集者(神保悟志)から真偽のほどを調べてと今日子に依頼が来るのです。






…で、その真偽をつきとめるためには須永の全著書を読む必要があると言い出して、その助手を買って出た厄介は、今日子の住む部屋に2人で立てこもって、寝ずに今日子は読破し、厄介は今日子が寝ないように世話をする…という暴挙を行なうことになるのです。







2人きりで無謀なチャレンジを行なう今日子と厄介の関係が、日にちが経つにつれて徐々に変化していくさまが、観ていて楽しかったですね。






涙ぐましいまでに甲斐甲斐しく世話をする厄介に、寝不足の今日子が邪険になっていく…

その変化を新垣結衣がうまく演じていたし、今日子の態度の変化に対応していく岡田将生のリアクション、も繊細によく演じていました。






岡田将生はこういう受身の演技がうまいですね。かつて瑛太もこういう受身の演技がうまくて誉めたことがありますが、それに匹敵します。






ついにシャワーを浴びている間に寝てしまった今日子。

もはやダメだと何事もなかったようにしなければと、証拠を残さないように一切片付けてしまう厄介。






しかし…、







途中で起きた今日子は寝たふりをしていて、ちゃんと腕などに書き残したものを見て、著作リストもゲット。

謎解きを続行していたのでした。







…で、今日子が解いた須永がシリーズもの以外の作品にこめていた思い。

さりげなく登場させていた一人の女性の存在という話はちょっと感動的なエピソードでしたね。






一途なその思いが、厄介の今日子への思いとも重なり、いい話でした。






今日子の腕には厄介は信用できると書き込まれ、良かった良かったというラスト。

厄介を応援したくなっているこちらとしては、一歩前進は喜ばしいことでした。







今回の評価は…4