ＮＨＫ 日曜20時
「真田丸」第5話
主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…木村隆文
今クール、愛すべきオジサンが活躍するドラマが面白くて、「東京センチメンタル」の吉田鋼太郎、「お義父さんと呼ばせて」の遠藤憲一と渡部篤郎、「ちかえもん」の松尾スズキ。
そして、このドラマの草刈正雄と内野聖陽。
脚本の三谷幸喜もこの二人が演じる真田昌幸と徳川家康に力を入れて書いているのが良くわかり、それに二人が応えて好演しているので、相乗効果で見ごたえのあるものになっています。
本能寺の変が起きて明智の追手を逃れ、伊賀越えをしたのは徳川家康の生涯でもかなりの窮地だったわけですが、
そのギリギリな状態をコミカルに描くあたりが三谷幸喜の真骨頂で、イヤイヤながら
険しい道を行く家康が何ともおかしかったです。
一方、せっかく苦労して信長にすりよったのに、死なれてしまい、どうしたらいいか分からなくなった昌幸。
信幸(大泉洋)に正直にどうしたらいい？と聞いてしまったり、また策を弄することにしたり、
こちらは窮地を逆に楽しむというか、窮地になるほど張り切る感じが面白く、果たしてどう切り抜けるのか期待感を増しました。
昌幸と家康、この二人を見るためのドラマになっています。
今回の評価は…
