あえて冷たく接する練…「いつかこの恋を思い出して…」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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練(高良健吾)の音(有村架純)へのいかにも練らしいピュアで無器用な告白は切なくて良かったんですが…






どうも今回は気になるところが多くて…ちょっと感動できませんでした。





フジテレビ  月曜21時
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第4話

主演…有村架純、高良健吾
脚本…坂元裕二
演出…高野舞



一番気になったのは音と練が乗るバスのシーン。

あれはひどく描きすぎでしょう。
あんなにひどくないと思いますよ、東京のバスの乗客って。




泣いている赤ちゃんを抱えた母親への心ない言葉といい、
転んだ音が床にばらまいた下着を面白がって拾うヤツ、それを写メに撮るヤツ…





いくら練が音を救うようにしたいからといって、脚本の坂元裕二は東京の人間を悪く書きすぎです。





…なので、続く練のまさかの告白が心に響きませんでした。





しかし、練は無器用とはいえ、罪作りです。音にそれ言わなくても…音のことをホントに思うなら邪険にしたままで良いのでは…と思わずにはいられませんでした。





音もかわいそうだし、木穂子(高畑充希)もかわいそうです。





そして、やはり悪質なモデル事務所に入りかけた小夏(森川葵)も。
小夏を晴太(坂口健太郎)がなぜ好きなのかも、小夏と練をくっつけてあげると言うのかも理解しがたいところ。




バスの客もそうですが、このドラマは若者たちをピュアに描くために周りの人物を必要以上に悪く描きすぎる気がしますね。





朝陽(西島隆弘)の父親(小日向文世)や兄(福士誠治)の描き方もそうだし、音の職場のブラック企業ぶり、そして佐引(高橋一生)の言動。





いくら佐引の事情が分かっても同情ができない…その前にひどく描きすぎだからです。






「問題のあるレストラン」の時もそうでしたが、ちょっと坂元裕二の筆が走りすぎですね。







良い部分があるだけに残念です。






今回の評価は…3