山崎育三郎の砂清水がいい!「お義父さんと呼ばせて」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

山崎育三郎はミュージカルを中心に舞台で活躍してきた人なので、これまであまりテレビドラマへの出演がなく、





「下町ロケット」の真野役で一躍注目を浴びることになりました。






正直、真野ではさほど彼の舞台役者としての特性は活かされませんでしたが、






今回は原作のないオリジナル作品だけに、彼に寄せたキャラを与えられており、今回は特にそのキャラがはじけて、このドラマを見る楽しみが増えました。






フジテレビ  火曜22時
「お義父さんと呼ばせて」第4話

主演…遠藤憲一、渡部篤郎
脚本…林宏司
演出…植田尚




紀一郎(渡部篤郎)が美蘭(蓮佛美沙子)と保(遠藤憲一)を別れさせようと送り込んでくる恋の刺客が美蘭の自称元彼の砂清水(山崎育三郎)






かつて「愛と誠」という映画やドラマにもなった名作漫画で、ヒロインの早乙女愛に「君のためなら死ねる!」と言いながらしつこく付きまとう岩清水というキザな男がいて、役名からしてそのパロディだと思われる役なんですが…






とかく、ミュージカルの役者がドラマに出ると演技が大げさになりがちで浮いてしまうのを、このドラマでは逆手にとって、






たっぷりキザなセリフを言わせ、ナルシストでKYで何をするにも芝居がかってるウザいキャラに仕立てあげているのです。






おかげで山崎育三郎は遠慮なくのびのびと
表情豊かに身のこなしもやたらとキメキメで演じていて、そのウザさがたまりません。





花沢家に招かれた砂清水の言動は帰り際にチョコアレルギーで倒れるまで、主演二人を食うノリノリの演技でした。





あと、今回良かったのは保の土下座とは一味違う紀一郎の土下座。これもいかにもで秀逸でした。





どうもこの先は長男(中村倫也)の女装癖とか花沢家の問題がいろいろ噴出するみたいですが、






保と紀一郎の対立という本題からあまりはずれないで欲しいです。






あと、砂清水にも毎回見せ場があって欲しいです。






今回の評価は…4