綾瀬はるかも三浦春馬も水川あさみもそれぞれ良い演技してるんですけどね。
もっと普通の人間の恋愛で三角関係を見たかったと思わずにはいられません。
ルーツと呼ばれる提供者からの細胞で作られた臓器提供のためのクローン人間て…。
あまりに特異すぎて、見ているこちらはどう感情移入していいのか?
何を楽しみに見続けていけばいいのか?
このドラマの色調そのままにグレーな気分で、一向に感情は高まることなく見ている私めなのです。
TBS 金曜22時
「わたしを離さないで」第5話
主演…綾瀬はるか
脚本…森下佳子
演出…山本剛義
今回は恭子(綾瀬はるか)も美和(水川あさみ)に酷いことをした…って話で、
それがラストの美和が寝ている横での友彦(三浦春馬)との密かな手つなぎ。
ま~それはちょっとドキリとしましたけど、美和のルーツに会いに行くという展開自体に、見ていて気が乗らず、
引き込まれたのは恭子と友彦が二人きりで、かつて教わったのぞみが崎という場所へ行くくだりからでした。
リサイクルショップでなくした思い出のCDを見つけ、主人(大友康平)に譲ってもらうシーンは、外の世界の人々が提供者をどう見ているかがうかがえて、ハッとするシーンでした。
いろいろ切なげな要素はあるのですが、どうしても現実味があまりに無さすぎて、いろいろ分かってきても高まるものがありません。
いくら恭子のナレーションで盛り上げようとしても…。
ずっとこんな気分で見続けなければならないんですかね。気が重いです。
今回の評価は…