クローンである主人公たちに感情移入が…「わたしを離さないで」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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臓器を提供するために生み出されたクローンという設定。

それを頭では理解しながら観ているのですが、どうもそんな彼らの苦しみが心の琴線に触れてこない。






キャストの演技も、脚本も、演出も決してレベルの低いものではないんですが、どうもクールに観てしまう自分に、困惑を覚えています。







今回の真実(中井ノエミ)の路上での主張とかも、ホントは心にグッと来るところなんですが、冷静に見すえてしまう感じ。私めもあの周りで見ている通行人の1人みたいな感覚になってしまい、このドラマの世界観に入り込めない自分に改めて気付かされました。








TBS 金曜22時

「わたしを離さないで」 第6話


主演…綾瀬はるか

脚本…森下佳子

演出…平川雄一朗







前回のラストで恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)の三角関係が、変化を見せて面白くなるのかと期待感を高めたのですが、







どうもそれは期待し過ぎで、むしろ恭子を訪ねてくるレジスタンス運動をしている真実との話の方が重きをなしていました。






生まれれてきて良かったと思えることをして…と真実が恭子に言い残す言葉の悲痛さ…






友彦も美和も突き放すに至る恭子の心の変化…







断片的に見どころはあり、目をそむけず凝視しているのに感情移入ができないもどかしさ。

これはこのドラマを見続ける限り、ずっと続きそうなジレンマです。







今回の評価は…4