トリッキーな構成を押し通すチカラわざ…「スペシャリスト」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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終わってみれば出来すぎなまでのトリッキーな話で、それを疑問をさしはさませずにグイグイと押し進めていく脚本、演出、演技に感心しました。






番組スタッフ全体のノリの良さが、画面からもうかがえて、視聴率が良いと相乗効果で内容も良くなる典型例です。






テレビ朝日  木曜21時
「スペシャリスト」第8話

主演…草なぎ剛
脚本…戸田山雅司
演出…及川拓郎





次々に起こる殺人、被害者はみなかつて悪事を働きながら罪を逃れた者ばかりで…





だれがなぜ殺してるのかを明かしていく。
宅間(草なぎ剛)好みの事件。






チェスの駒に見立てての殺人は、トーナメントで当人たち同志の殺しあいとわかる展開。






井上和香の悪女っぶりが良くて凄みがありました。あの殺しっぷり怖い、怖い。




以前、スペシャル版で出た佐神(上川隆也)という強敵をここで出してきて、終盤へ緊張感を高めました。





しかし、速いテンポで淀みなく見事なチームプレーを見せる草なぎ以下レギュラーキャストの好演が、作品のクオリティーを高めています。





サラサラした演技のように見えて主役としての存在感とリーダーシップを十分感じさせる草なぎには特に感心させられます。






今回の評価は…4