もっと大介と葉菜子を…「家族ノカタチ」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラストに共に暮らすようになった大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)の様子が描かれました。

その何となく二人らしい距離感が微笑ましく、そこが一番良かった最終回でした。






このドラマ、もっと大介と葉菜子の関係にしぼって描いて欲しかったのに、いろいろなものを詰め込みすぎて、どんどんそこが薄まってしまったのは残念でした。







TBS 日曜21時

「家族ノカタチ」 最終回(3/20)


主演…香取慎吾

脚本…後藤法子

演出…平野俊一






陽三(西田敏行)の死へ向かってのジメジメした話になるとイヤだなと思っていましたが、まるで番組の打ち上げみたいにレギュラーの登場人物がみんな集まって陽三を囲むパーティーの様子が描かれ、






そのあとあっさりと陽三の死自体は描かれたのは好印象でした。







…で、見どころは喪主の挨拶をする大介が、いつかそれが葉菜子へのプロポーズになるというくだり。

ダラダラした長ゼリフで冗長気味ではありましたが、プロポーズになってからは良かったです。








そもそもこのドラマ、時には反目しあい、時には共感しあう大介と葉菜子のやりとりが面白かったので、「最後から二番目の恋」の中井貴一と小泉今日子のように、そのやりとりを毎回見せて欲しかったようなものなのです。







ところが、そこからそれて、自分たちの家族やら、元夫やら、同僚やらが入り乱れて、その人たちに2人がどう接するかの話になっていき、







本来描くべきところが弱まってしまいました。そこがこのドラマの致命傷だったと思います。

SMAPのゴタゴタの後で、心なしか香取慎吾に覇気というか元気さが欠けていて、それがドラマ全体を沈鬱なものに感じさせたのも失点でした。







いろいろと残念だった作品です。







今回の評価は…3