編集者と漫画家の絆…「重版出来!」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回もいい話でしたね。
売れっ子の高畑(滝藤賢一)の担当になった心(黒木華)と、連載打ち切りが決まった成田(要潤)の担当の壬生(荒川良々)。





2組の漫画家と担当編集者が危機を脱するエピソードを並行して描き、漫画家にとって編集者はどうあるべきかを端的に示してくれました。






TBS 火曜22時
「重版出来!」第3話

主演…黒木華
脚本…野木亜紀子
演出…福田亮介






高畑は囲っている若い彼女の梨音(最上もが)が、あまりにかまってもらえなくて家を出てしまい、連絡がつかず心配になった高畑は仕事が手につかず、






内容もイマイチのものを書いてしまいます。

連載の最後のページの欄外に書かれる「あおり」は編集者の腕のみせどころで、それは編集者から漫画家へのメッセージでもあり、






心は高畑を発奮させるあおりを書いて、もう一度ちゃんとしたものを書かせるのでした。

新人ながら作品のために自分は何ができるのかをひたむきに考え、実行する心の姿が魅力的でした。

うちの会社もこんな新入社員が欲しいとつくづく思います。

私めは自分の会社の採用担当なもので…。







いい話だったのは壬生と成田の方で、連載が打ち切りになり、創作意欲を失いかけた成田に、壬生が再び意欲を取り戻させるエピソード。








いじめられっ子だった壬生が小さい頃夢中でコミック誌を読み、読者アンケートに感想を書いていたのが実家で出てきて、







読者の声を成田に伝えられなかったのを反省、改めてなぜ成田の作品が打ち切りになったのかを、読者アンケートをじっくり読み直し、成田に率直に伝えるのでした。







作り手が自分たちの面白さを分かってもらえなくてもいいや…ってなるのはテレビ番組でも低視聴率だとなりがちのことで、私めにも覚えがあり、身につまされる話でした。








今回の評価は…4