なるほど、このドラマ、初回は笠置シヅ子の「買物ブギ」で、今回が坂本九の「上を向いて歩こう」。
若き日の黒柳徹子(満島ひかり)とゆかりのあった昭和の名歌手たちの名曲が、現代の歌手によって、「あまちゃん」の音楽も担当した大友良英のアレンジで歌われるんですね。
今回はそれまでのストーリーと歌の中身もリンクして、改めて名曲のスゴさを感じました。
ちなみに次回は植木等の「スーダラ節」です。
NHK 土曜20時15分
「トットてれび」第2話
主演…満島ひかり
脚本…中園ミホ
演出…井上剛
幼い頃知り合った足の不自由な少年泰明くんを、自分がよくのぼる大木に登らせてあげて、
そこで泰明くんが教えてくれたテレビジョンという箱の話。
胸ときめいたそのテレビジョンの中に映る人になった徹子と、見ることなく幼くして亡くなった泰明くん。
その切ないエピソードと、過労でぶっ倒れるまで働き、倒れたら他の人が自分の代わりをしているシビアな現実の世界。
そして聞かされる「上を向いて歩こう」は徹子の思いともシンクロし、生真面目に坂本九のモノマネでなく歌う錦戸亮に好感が持てました。
しかし、まあ毎日違う番組に出演するって、テレビの初期は出る人がなくて大変だったんですね。
徹子さんがよく話す森繁(吉田鋼太郎)に「1回どう?」と言われたエピソードも再現されていて楽しかったです。
初回ほど奇抜な演出も減り、見やすい回でした。
今回の評価は…