これでこそクドカン脚本!と思えるようになってきましたね。
登場人物たちの関係性にもいろいろ変化が見られて、これまでで一番面白い回でした。
日本テレビ 日曜22時30分(5/8放送分)
「ゆとりですがなにか」第4話
主演…岡田将生
脚本…宮藤官九郎
演出…水田伸生
山路(松坂桃李)と佐倉(吉岡里帆)の仲を疑って、彼氏の小暮(北村匠海)が職員室に乗り込んで来るところから今回は面白いシーンの連続でした。
小暮のおバカっぷり、佐倉の携帯から山路の情報を探り出す執拗さ、山路が童貞だと学校中に知れわたってしまい、そこからの山路のカミングアウト、生徒たちへの童貞の波紋、
童貞って言葉がこんなに飛び交うドラマってあったでしょうか?…笑。
更に、佐倉の送別会も兼ねて、生徒が「オズの魔法使い」を上演することになるんですが、次々に親がイチャモンをつけに来る…
この連発もいかにもそんな親が今どきはいそうで笑えました。
それを受けてからの山路がレンタルおじさん(吉田鋼太郎)に愚痴るシーンも、山路の本音が炸裂して面白かったです。
坂間(岡田将生)と山路、まりぶ(柳楽優弥)トリオの関係性にも変化が起き、
ボルダリングジムで仲良さそうにしている山路と、茜(安藤サクラ)を見た坂間が二人の仲に嫉妬したり、
坂間の妹のゆとり(島崎遥香)がまりぶの店で働くことになり、それを坂間が見てしまったり…。
まりぶに働きたいとゆとりが頼んできたら、坂間は友達じゃないからいいかと受け入れてしまうまりぶがいい加減さにも笑いました。
キャラクターがそれぞれ生き生きしてくるシーンの連続で楽しめました。
今回もイヤなやつになったり殊勝になったり山岸を演じる太賀の振り幅の大きい演技は、他を圧してました。
ホントに改心するほど山岸は甘くなさそうですね。
今夜の放送が楽しみです。
今回の評価は…