演出の遊びの加減がエスカレート気味…「99.9」第6話、7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第6話と第7話を2話連続ではないのですが、まとめて記事にします。

このドラマ、視聴率が好調なので、スタッフもキャストもノリノリなのは分かりますが、いささか度が過ぎてきたように思います。






TBS 日曜21時

「99.9~刑事専門弁護士~」 第6話(5/22) 第7話(5/29)


主演…松本潤

脚本…宇田学

演出…岡本伸吾(6) 木村ひさし(7)







まずは第5話から続きの第6話。この回の演出はこの作品初担当の若手の岡本D。

チーフ演出の木村ひさしが随所に堤幸彦仕込みの遊びを入れ込んでくるので、よ~し、俺もとばかりに、







いろんなところで遊ぶ、遊ぶ。本筋よりそちらに力を入れているんじゃないかと思うばかり。

ちょっとやり過ぎで閉口しました。







話の方は検察の隠蔽とかも絡んで、暗躍する大友(奥田瑛二)と真実に迫ろうとする丸川(青木崇高)とか、いつもと違う人物の活躍も見られて良かったのに…







明石(片桐仁)の足のケガでどこまで遊ぶんだよと、そのしつこさに辟易しました。







相変わらず真犯人は出てくるなり吉沢悠だとすぐわかってしまいますし…。

余計な枝葉がありすぎて三枝(平田満)をこらしめるのが、あまり痛快には思えませんでした。







大友と斑目は旧友のようで、それが深山(松本潤)の父の件にもつながっていきそうですね。







第6話の評価は…3








一方、第7話は最初に犯人の犯行を見せて、罪を逃れようとするその犯人をいかに追い詰めるかの「古畑任三郎」形式の展開。







父親(大和田伸也)を殺しながら、その罪を専務(嶋田久作)になすりつけようとする息子に高嶋政伸。

怪しい髪形でおなじみのうさんくささ全開の演技をしてくれました。







深山を中心に事務所のメンバーがフル活動で、その罪を暴こうと努力するさまは見ていて気持ちが良かったですね。







企業法務の方の志賀(藤本隆宏)や落合(馬場徹)にも活躍の場がありましたし…。








トリック自体は毎度ながらお粗末でしたが、ま~それは言わないことにします。








ただ、こちらの回も、第6話ほど浮いてはいませんでしたが、アフロのくだりとか、駄洒落とか、佐田の馬好きとか小ネタの遊びがエスカレートする一方で、








内輪受けの「重版出来!」ネタとかは、スタッフがはしゃいでいるとしか思えず、シラケるばかりです。

せっかくの良さを台無しにしているように思います。







第7話はホントは4にしたいところですが、あえて辛口で…3