真っ当になっていく3人…「ゆとりですがなにか」第6、7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマで脚本の宮藤官九郎はゆとり第1世代の坂間(岡田将生)、山路(松坂桃李)、まりぶ(柳楽優弥)の3人が、






仕事や女性関係でいろいろあった末に成長していく姿を描いているんだな…というのが明確に分かる第6話と第7話でした。






日本テレビ  日曜22時30分
「ゆとりですがなにか」第6話(5/22)、第7話(5/29)

主演…岡田将生
脚本…宮藤官九郎
演出…鈴木勇馬(6)、水田伸生(7)





まずは第6話ですが、
妹のゆとり(島崎遥香)とまりぶが付き合っていると知って、怒った坂間がまりぶの父であるレンタルおじさん(吉田鋼太郎)と乗り込んでくる冒頭のシーンからして笑いました。






まりぶを叱る資格のないダメダメ親父がからんでくるために、話がややこしくなる感じが、






クドカンならではの絶妙なやりとりで、吉田鋼太郎のダメ親父っぷりの良さが笑いを増幅させました。






続いておかしかったのは坂間と別れた茜(安藤サクラ)が山路と温泉に泊まりに行った夜のシーン。






このやりとりもいかにもクドカンらしいセリフで、安藤、松坂の好演もありニヤリとさせられるシーンでした。







第6話も第7話も安藤サクラが茜の複雑な感情を申し分なく演じていて、この役を安藤サクラが演じている意味合いの深さを改めて痛感させられました。






山路は生徒にゆとり教育について講義するところに成長を感じましたが、実習生悦子(吉岡里帆)との件はおさまったのに、







今度は学習障害の大悟の母親(石橋けい)に迫られそうです。







第7話は茜の父(辻萬長)が上京してきて、茜と坂間の実家にやってくるゴタゴタが中心。






他にも野上(でんでん)の弁当屋の食中毒やら、ゆとりと別れられないまりぶやら、いろんなエピソードがてんこ盛り。






それでも脇のキャラクターひとりひとりにまで、目配りがきいているので、






どのエピソードも邪魔くさい感じはせず、混沌としていながら、見にくくはありませんでした。






仙台へ栄転していく茜に代わってエリアマネージャーになる坂間が頼もしげで、






山岸(太賀)が代わって店長になるのが笑えました。山岸のさまざまな変貌ぶりを太賀が達者に演じてますね。







これまで善人だった野上がゲスいところを見せ、でんでんならではの演技も見られて満足でした。






しかし、いくら失恋の痛手とはいえ、茜が
早川(手塚とおる)とラブホに入るとは!
驚きの展開でした。







あと、まりぶはなぜ植木屋に?
次回が気になります。







第6話、第7話ともに評価は…4