中田の歓喜の叫びにやられた…「重版出来!」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はそんなに泣ける回ではないのかな、と油断してたら、連載が決まった電話を受けての中田(永山絢斗)の歓喜の叫びにやられましたね。






心を鷲掴みにされ、ついもらい泣きしてしまいました。






TBS  火曜22時
「重版出来!」第9話

主演…黒木華
脚本…野木亜紀子
演出…福田亮介






今回のメインとなるのはいつも理性を保ち感情的にならない五百旗頭(オダギリジョー)で、






そんな彼が珍しく感情を表に出して、他誌に引き抜かれそうになる高畑(滝藤賢一)を引き留める…というエピソードでした。





それには過去の苦い思い出があり、今やエンペラーで人気漫画となっている作品をバイブスでは出すことができず、







やむなく、五百旗頭はその漫画家と作品を思えばこそ、引き抜きを容認したことがあったのです。





しかし、その漫画家は五百旗頭の真意をくみとらず、自分を見捨てたと今でも恨みに思っていると知り、ショックを受けるのです。





なので、高畑に自分がいかに「ツノひめさま」を愛しているかを伝えたくて、駆けつけストレートに言うのでした。





高畑と五百旗頭の絆の強さが伝わり、ジーンと来るエピソードでした。






…で、それと並行して、連載に向けてのネーム作りに苦心する中田の姿が描かれ、





特に苦労した女性キャラクターも後田アユと出会うことで克服するのでした。





…で、心(黒木華)のプレゼンもうまくいき、ついに中田の作品の連載が決まります。





それを電話で聞くと、中田は奇声を上げて泣き崩れ、「生きてて良かった…生まれてきて良かった…」と言うのです。






こんなセリフ、普通の人に言わせたら浮いてしまいますが、中田が壮絶な育ち方を知った上で見ているので、






よくぞここまで来たなと、こちらももらい泣きしてしまうのです。
永山絢斗の演技も素晴らしかったです。入魂の演技でした。






明日で最終回。シリーズ化して欲しい作品です。






今回の評価は…4