局全体的に視聴率低迷にあえいでいるフジテレビ。
フジテレビドラマの看板枠である「月9」も、その例外ではなく、
冬クールの「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」が月9史上平均視聴率ワーストを記録すると、
続く春ドラマの「ラヴソング」は1話の視聴率でもワーストを出した上に、平均視聴率もワーストを更新。
汚名をフジテレビドラマ史に残すことになってしまいました。
そんな負の連鎖の中でスタートする夏クールのキャスト、スタッフはプレッシャーでしょうね。
11日スタート
フジテレビ 月曜21時
「好きな人がいること」
主演…桐谷美玲
脚本…桑村さや香
演出…金井紘、田中亮、森脇智延
ヒロインは湘南の海辺のレストランのパティシエ。イケメン3兄弟とシェアハウスし、彼らと恋模様になると…いう女性視聴者狙いの夏らしい王道の恋愛ドラマ。
仕事はできても恋愛弱者(最近主人公がこのパターンがやたら多いですね…)というヒロイン美咲を演じるのは桐谷美玲。
愛らしい彼女のキャラクターがどこまで同性に受け入れられるか?そこがポイントです。
イケメン3兄弟には…
美咲の高校時代の初恋相手でレストランのオーナーの長男千秋に三浦翔平。
美咲に何かとつっかかる性格がキツいシェフの次男夏向に山崎賢人。
美咲にちょっかいを出す調子のいい専門学校生の三男冬真に野村周平。
今、勢いのある山崎と野村を揃えたところが若い視聴者層狙いを感じさせますね。
夏休み中の中高生、大学生にいかに見てもらうかなんでしょうね。
3兄弟にからむ女性たちには、
千秋の大学の同級生でアメリカ帰りのピアニストに菜々緒。
夏向に接近し何かを探ろうとする謎の女性に大原櫻子。
冬真の同級生で奔放な冬真を心配する友人に飯豊まりえ。
魅力的なキャストではありますね。
ただ、脚本が「恋仲」と同じ桑村さや香。
またあんな感じかな?とあまり期待はできません。
オジサンの繰り言をまた書いてしまいそうです。
さて、問題の平均視聴率ですが、9~10%。
「ラヴソング」よりはテーマやターゲットがはっきりしている分、まだ良いのでは?と思います。