主人公のキャラクターがしっかりと作品の中で確立していると、作品が見やすくなるという意味で、これはその好例ですね。
極端なキャラクターながら、その言動のブレの無さが良い。
今クールで低いながらも平均視聴率のトップにあるのも、それが強い要因ではと思います。
日本テレビ 水曜22時
「家売るオンナ」第3話
主演…北川景子
脚本…大石静
演出…佐久間紀佳
今回で、一番良いなと思ったのはゴミ屋敷オンナ(はいだしょうこ)と、部屋に物を置かない主義のオトコ(中野裕太)のペアに、
まんまと狭小住宅を売りつけたあと、この先あの二人は大丈夫かと案じる庭野(工藤阿須加)に、
「家が売れればいい。その先は知ったこっちゃない!」と言い放つところ。
古い話で恐縮ですが、これは「木枯し紋次郎」の「あっしには関わりのないことでござんす」という決めゼリフに通じる二ヒリズムがあって、
「家売るオンナ」の家を売るマシーン的な
凄みを改めて印象づけました。
今回は会わせ技みたいにいろんなパターンの家が登場し、エピソード的には弱かったですが、
主人公の凄みをシンプルに見せたのと、イモトアヤコのうざさが薄れたのは良かったです。
今回の評価は…