秀吉（小日向文世）の老化は加速して進んでいき、豊臣家に暗雲がたちこめます。
そうなると、いよいよ家康（内野聖陽）は怪しい動きをしはじめ、真田家も存亡のために兄弟が袂を分かつ日も近づいてくるのです。
ＮＨＫ 日曜20時
「真田丸」 第30話
主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…田中正
まさに「耄碌じいさん」と化していく秀吉を鬼気迫るともいうべき演技で小日向文世が見せていて、その認知症ぶりが実にリアルでした。
三成（山本耕史）や且元（小林隆）には、秀頼を頼むと金や刀を渡すのに、信繁（堺雅人）には「誰だ？」と
言うところや、
急に信繁と初めて会ったときのことを再現し始めるところとかは、ドキッとしましたね。
秀吉にいかに気に入られていたかが、その後の信繁の行動を決めていくので、大事なところですよね。
小日向文世と堺雅人は顔つきが似ているので、親子のようにも見えてしまいました。
一方、信繁の父の昌幸（草刈正雄）は、本多正信（近藤正臣）が送り込んだスパイとも知らず、ニセ吉野太夫に夢中になるわ、大事なことを漏らすわで、
だいぶヤキが回ってきましたね。また戦乱が始まればシャキっとするんでしょうけどね。
むしろ、頼りなげだったのに、どんどん頼もしくなってきたのが信幸（大泉洋）で、顔つきも変わってきました。
もう２児のパパですからね。
次回、いよいお秀吉の最期です。
今回の評価は…