恥ずかしながら…。
なので、このブログではあまり役者の好き嫌いは前面に出さないようにしているつもりなんですが、新垣結衣主演の場合は、つい甘めになることがあります。
そのへんをふまえた上で読者のみなさんは、このドラマの記事をお読みいただければと思います。
ＴＢＳ 火曜22時
「逃げるは恥だが役に立つ」第1話
主演…新垣結衣
脚本…野木亜紀子
演出…金子文紀
新垣結衣ファンの私めから言わせていただくと、このドラマのスタッフは女優・新垣結衣の良さを実に的確に把握し、それをいかに作品に反映させたらいいかをよく分かっているなと思います。
それは同じこの枠の「重版出来！」の黒木華でも、「ダメな私に恋してください」の深田恭子でも、ちゃんとなされていたことですが、
女優さん主演の、特にラブコメの場合は、非常に重要なことです。
いかにその作品の中でヒロインが魅力的に描かれていて、共感し応援できるかが最大のポイントですからね。
今回新垣結衣が演じるヒロインのみくりは、大学院を出て就活したら、頭の良い女性は敬遠されて、内定なし。
派遣社員になるも、自分より能力は劣るが可愛げのある子は残るのに、自分は派遣切りにあってしまいます。
誰からも選ばれず、必要とされないことに悩むみくりが、その遣り甲斐を見いだしたのが、
父親(宇梶剛士)に紹介され、母親(富田靖子)ゆずりの能力を発揮できる家事代行サービス。
草食系で彼女がいなく、綺麗好きだが仕事が忙しくてなかなか掃除ができない津崎(星野源)の部屋を完璧に綺麗にしていきます。
こごまでの流れを「情熱大陸」風に見せたり、遊び心のある見せ方で、グイグイ引っ張っていきます。
情熱大陸のパロディーはナレーターも同じ窪田等にする凝りようで、最後はなぜか「プロフェッショナル」になってしまうのも笑えました。
逆境にあってもへこたれずに、前向きにテキパキ考え行動していく感じが、新垣結衣にははまり役で見ていて実に心地良かったです。
家事代行に喜びをみいだしたみくりは、一層自分を妻として雇ってくれないか？と申し出ます。
面食らう津崎でしたが、まじめにいろいろ試算したりした結果、契約結婚を受け入れます。
今回のスタッフは「コウノドリ」で星野源の良さを引き出してますから、今回も無表情でクールに見えて、根は優しく温かい心を持つ男として津崎を星野源にしっくり来るように描いています。
新垣結衣と星野源がどちらも役に合っているので、今後二人がどう契約結婚を続けていくのか楽しみになりました。
初回はドラマ自体の内容も良かったですが、だめ押しはエンドの新垣結衣と共演者たちとのダンス。
星野源の歌う主題歌にあわせて、笑顔で楽しげにのびのびと踊るガッキー……
可愛い‼
前クールに剛力彩芽も「グ・ラ・メ」のエンドでダンスを楽しげに演じてましたが、
ひいき目もあってか、こちらが断然上です。
毎回これが見られるのも楽しみです。
…石田ゆり子が意外と上手い…
今回の評価は…
