今回は編集者の貝塚(青木崇高)をフィーチャーし、作家としての自分に悩む幸人(菅田将暉)と
貝塚に相手にされなくなっても作品を書き続けていた桐谷(安藤政信)という男と、2人の作家との関係性から、彼の編集者との生きざまや思いが描かれました。
名作「重版出来!」とも通じるものがある内容で、そこに校閲が自然な形でからみ、特に後半は見ごたえのある回となりました。
日本テレビ 水曜22時
「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」 第6話
主演…石原さとみ
脚本…川崎いづみ
演出…小室直子
青木崇高の良さが今回は出てましたね。ほとばしる熱い思いみたいなものを表現することに長けた人だけに、幸人を何とか作家として1発屋で終わらせたくない思いや、桐谷が書いた作品をどうしても掲載して世に出したいという思い…それがビンビンと伝わることで、今回は見ごたえのあるものになったと思います。
本来は何日もかかる校閲を一夜で行なわなければならない無茶を、悦子(石原さとみ)をはじめ、校閲のメンバーがプライベートをつぶしてでも協力したのは、
貝塚の思いあればこそですからね。ぎりぎりまで良いものを出そうと粘る姿なども、プロフェッショナルの凄みを感じさせましたね。
ここまで仕事部分がしっかり描かれると、恋愛部分がどんどんとどうでもよくなってしまいますね。私めは最初からどうでもいいと思ってるんですが…
藤岩さんをフィーチャーした回と今回が良いというのは、それだけ主人公が前面に出過ぎない回ってことで、そこもちょっと問題ではありますね。
安藤政信はたまにしかドラマに出ませんが、もっと出て欲しい人です。
今回の評価は…