大満足の最終回でした。
10人の女優の中で一人だけエンドロールで名前に(特別出演)が付いている本妻・睦役の若村麻由美。
これまで、さすが若村麻由美!って唸らせるシーンがなかなか無かったのが不満だったのですが、最終回では特別出演が付くだけのことはある1枚も2枚も他の女優よりうわてのところを見せ付けてくれました。
日本テレビ 木曜23時59分
「黒い十人の女」 最終回
主演…船越英一郎
脚本…バカリズム
演出…山本大輔
十人がかりで毒殺したはずの松吉(船越英一郎)が生きているところを夏希(MEGUMI)が目撃し、
さては睦が裏切って、結局殺さなかったんだなと気付いた愛人たち。
9人そろって、裏切った睦のところに行って詰め寄ります。
しかし、責め立てられたあとに、突如睦の態度が豹変。
お前ら、愛人がどの口で私に文句を言ってんだ!と、まことにもって正論ずくめで愛人たちにキレはじめます。
この睦の1対9の怒りっぷりが、実に圧巻でした。
これぞ若村麻由美!って惚れ惚れする痛快な演技でした。
アイスカフェラテが人数分用意されてる時には、一人ひとりにかけていくのか?と思いましたが、
まさかの全部、一番古株の佳代(水野美紀)にかけまくり。
このドラマで水野美紀は何杯ぶっかけられたんだろう。
しばらく彼女自身、アイスカフェラテは飲まないでしょうね…(笑)
すごすご帰る9人は、性懲りもなくまた若い女を連れてへらへらしてる松吉と遭遇。
怒りの矛先は松吉に…。
まだ、薬を持っている佳代はそれを口の中に入れて、一人で殺そうとしますが、他の8人に止められます。
初回から何度も出ていた松吉が這いつくばってるシーンは、足がしびれただけだったんですね。
関連会社に飛ばされた松吉が事務のおばさんもメシに誘っているのが、懲りない感じで笑えました。
そして、松吉と別れ、若い男と不倫してその男と結婚すると息巻いていた睦が、相手がまさかの浦上(水上剣星)でしかも10股されていると分かるという皮肉なオチも、いかにもバカリズムらしかったです。
不倫のカオス。因果はめぐる糸車って感じ。
いや~楽しませてもらいました。
バカリズムの次回作が楽しみです。
視聴率を気にしないこのぐらい深い時間帯でのびのびと書いて欲しいですね。
最終回の評価は…