最終回は全7話で最も高い完成度だったのでは?と思える力作でした。
このドラマ、ぜひ続編を放送してもらいたいと思います。
NHK 土曜22時
「スニッファー 嗅覚捜査官」 最終回
主演…阿部寛
脚本…林宏司
演出…渡邉良雄
このドラマを見てからTBSの「IQ246」を見ると、何が「IQ246」には欠けているのかが良く分かるんです。
こちらはしっかりストーリーにも主人公の武器である「嗅覚」をきちんとからめて、それが活かされるように工夫されているのですが、
あちらは「IQ246」という天才的な頭脳が活かされてないような事件ばかりなんですね。
そこがこの2つの作品の大きな違いです。
最終回はそんな主人公の華岡(阿部寛)の嗅覚に挑戦をふっかける犯人との対決。
せっかく犯人から予告的な紙が来るのに、そこには匂いが全くついていないのです。
そして、被害者のヒントめいた品が2つ入っていて、、その分かる方で救いに行くと、分からなかった方は死んでしまうという手の込んだことを仕掛けてきます。
犯人役は安田顕で、犯人の狂気を不気味に演じきっていて出色でした。
ラストが華岡の妻(板谷由夏)か、末永(井川遥)かを選ばないと、どちらかが死ぬ…というくだりの緊迫感はただならぬものがあり、ひきつけられました。
スゴイですね、やっぱり。安田顕は!
小向(香川照之)と母親(吉行和子)の婚活トークがお気に入りの私めは、ぜひ続編をやってもらって、この二人をまだまだ見たいです。
他の刑事や室長のキャラもしっかりできているし、ネタさえしっかりあれば、また続編もできるはずです。
次はもっと視聴率を取れる枠でやって欲しいですけどね。
今回の評価は…