なんと言うか、ドラマとして手詰まりになってきた感じがありますね、このドラマ。
今回は偏差値がなかなか上がらない佳織(山田美紅羽)にイラついた信一(阿部サダヲ)が、ノイローゼっぽくなり、あげくに体調を壊すという回で、
イラつき当たり散らす信一を見ていると、こちらまでイライラしてしまい、
だったらやめればいいのに…と思わずにはいられませんでした。
TBS 金曜22時
「下剋上受験」第7話
主演…阿部サダヲ
脚本…両沢和幸
演出…吉田秋生
何というか、いちいち騒ぎすぎなんですよね。
ドラマだから面白くしなければ…っていうのが裏目に出ている気がして、
もっと中学受験のあるある的なリアルなエピソードがあってもいいのに…と、 そこが残念でなりません。
夫の代わりに働く香夏子(深田恭子)の営業成績が上がらないから家計が苦しくなる…とか、
体育の授業は指のケガをするからやっちゃダメとか、
息子の家計を助けようとするために父親の一夫(小林薫)が家を売ろうとする…とか、
そういうことではなくて…ですよ。
佳織の学力の具合がイマイチよく分からないので、信一が一人暴れて悩んで自己完結してしまってる感じなんですね。
このドラマをどう面白くしたらいいか、スタッフが悩んでいるのが伝わってくるよう。
なので、新キャラの信一が通う心療クリニックの朝比奈(佐野史郎)が新鮮で、佐野史郎もクセの強い演技をしているのが、やけに印象的な回でした。
あと、石井アナがすっかり役者気分で演じているのが、ちょっと笑えました。
今回の評価は…