今回はナウ先輩(望月歩)に泣かされましたね。
産みの母親の大事さを広(道枝駿佑)に教えるために、ナウ先輩が取った行動には心打たれるものがありました。
日本テレビ 水曜22時
「母になる」 第5話
主演…沢尻エリカ
脚本…水橋文美江
演出…丸谷俊平
施設に連れ帰る途中、木野(中島裕翔)が油断したすきに、広はいなくなってしまいます。
木野が必死に捜したところ、広はナウ先輩とネットカフェにいました。
ネットを使って、ナウ先輩の母親が映っていたらしき映像を探し出そうとしていたのです。
そんなにうまく見つかるのか、ちょっと強引さは感じましたが、場所を特定できた二人は木野も一緒に、その場所に行って張り込み、ついにナウ先輩の母親(伊藤ゆみ)に会うのです。
この母親が、最低なクズ母親で、ナウ先輩につれなくするだけでなく、
広が言った「それでも母親かよ!」の言葉に逆上。
誰でもいい母親になれるわけじゃない。いい母親になれない人間だっているんだ…とそれを言っちゃダメでしょうってことを息子の前で悪態つきまくり、
一緒にいた男と車に乗り、ナウ先輩が持ってきたモンブランと花束を踏みしだいて去っていきます。
このあとのナウ先輩の広に言う言葉が感動的で、あんなに最低な母親でも世界には自分を生んでくれた母親はたった一人しかいない。
他の家族は結婚とかして作ることはできるけど、生んでくれた母親は1人きりなんだよ…説くのです。
ナウ先輩、なんて健気な!なんて友達思い!
木野がそんなナウ先輩の背中にそっと手をさしのべ、泣いていいんだよ…と優しく言うと、
この日のために買った帽子のつばで、ナウ先輩は顔を隠して泣くのでした。
中島裕翔もいいし、この望月歩っていい役者になりそうですね。
映画「ソロモンの偽証」で死んだ生徒の役をやっていた子です。
これからが楽しみですね。
道枝駿佑もだんだん良くなってますしね。
この3人のシーンは今回、ホント良かったです。
あと、できすぎといえば、麻子(小池栄子)が偶然琴音(高橋メアリージェーン」と出会い、陽一(藤木直人)の母(風吹ジュン)を紹介され、柏崎オートで雇われることになる…という展開。
麻子をまだからませて、もう一波乱起こそうってことでしょうが、ちょっと強引すぎるかなと思いましたね。
身を引いた時や、刑務所仲間に裏切られた時はちょっと同情したくなった麻子が、またイヤな女性に思えてしまうことになりそうです。
麻子は誰をなぜ殺してしまったのか?今夜の放送が気になります。
小池栄子の凄みを堪能したいですね。
今回の評価は…