いずれの回も脚本の井上由美子が女性特有のイヤ~な部分を突っ込んで描いていて、見ごたえある取調べシーンでした。
テレビ朝日 木曜21時
「緊急取調室」第6話(5/25)、第7話(6/1)
主演…天海祐希
脚本…井上由美子
演出…本橋圭太(6、7)
まず、第6話はネイルサロンを経営する恭子(鶴田真由)。客の悩みや愚痴を聞きながら、相手の気持ちを引き付け、
自分のシンパにしたあげく経営のための金を出させ、その後自殺に追い込むという悪女。
鶴田真由がねっとりした口調で、のらりくらりと取調べをかわしていくさまが、なかなかイヤ~な感じで、
やはり、このドラマはこれぐらい取調べの相手が手ごわくないと面白くないと思わせました。
真壁(天海祐希)が恭子にとりこまれる風になる
展開も、いつもと違ってちょっと面白かったです。
どぎまぎする梶山(田中哲司)も笑えましたしね。
傍観しているおじさんたちも良かったし。
真相がバレていき、どんどん毒づいていく感じも、昔の優等生的な鶴田真由と違い、迫力がありました。
一方、第7話は通販会社の女性課長が殺され、部下のオペレーターたち3人(田中美奈子、阿知波悟美、西原亜希)が取り調べを受けることに…。
この3人がクセモノぞろいで、口裏を合わせたり、罪を押し付けようとしたり…
女性の醜さ、あさましさをさらけ出して、ラストの阿知波悟美の冷淡なセリフまで、イヤ~な感じを堪能しました。
窒息死が後だしジャンケンのように出てきたのには呆れましたけどね。
まあ、いずれにせよ、取り調べがドラマのメインになるのは大歓迎。いつもこうあってほしいものです。
第6話、7話ともに評価は…