切なさに乗れない…「ごめん、愛してる」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、男女と親子とは違えど2つの片思いが描かれ、その切なさを感じるような作りになってます。



TBS  日曜21時
「ごめん、愛してる」第2話

主演…長瀬智也
脚本…浅野妙子
演出…水田成英



主人公の律(長瀬智也)は自分を捨てた母親麗子(大竹しのぶ)に優しい言葉をかけてもらいたいけど、




自分の息子だと知らない麗子は、どこの馬の骨か分からない律には至って冷淡な態度。




律を捨てたあとに産み、自分のピアニストとして果たせなかった夢を息子サトル(坂口健太郎)に託し溺愛してる。




今回は、溺れかけたサトルを救ってくれた律に、裏社会で危ないことをしてきたらしいと分かっていながらボディーガード的な運転手として雇うことに。





名乗り出せない律の苦い切なさを、長瀬智也が苦渋の表情で抑えて演じており、




サトルしか見えていない麗子の図々しくも浅ましい母親ぶりを、憎々しいまでに演じる大竹しのぶと、二人のシーンは見ごたえありました。





問題は男女の片思いの方で、一番の欠陥は、サトルが恋慕う塔子役の大西礼芳が、全く魅力的ではないこと。





なぜ、こんな大事なポジションがこの女優さんなのか?首をかしげます。




サトルがピアニストとしてはスゴいけど風貌がイマイチというならまだしも、




今をときめく坂口健太郎が演じてますから、それなりに塔子も魅力的な華のある女優が演じないと、




サトルを慕っても報われない凛華(吉岡里帆)の切なさが引き立たないんです。




ホント、今回なんて命の危険もあるのに飛び込むサトルが、バカな行動にしか見えない…これは問題です。





キャスティングされてる以上、今さらどうにもなりませんが…。




吉岡里帆は初回よりは無駄な力が抜けました。だんだん良くなりそうです。




今回の評価は…