今まで通りにちゃんと作ってくれていて。
初回の視聴率は関東地区で16.3%。
その数字に恥じないしっかりした出来ばえでした。
フジテレビ 月曜21時
「コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~」第1話
主演…山下智久
脚本…安達奈緒子
演出…西浦正記
結局、脳外科医になった藍沢(山下智久)も、産科医になった緋山(戸田恵梨香)も、救命に戻ってくれることになる…っていう初回でした。
メイン5人のキャラクターが年齢を重ねてもこれまで通りで、それが「コード・ブルー」ファンとしてはたまらなく嬉しかったですね。
今回初めて見る人にも楽しめるし、好きだった人にはその倍楽しめる、そんな作りになっていました。
藍沢は相変わらず寡黙で、向上心が強くて、エゴイストっぽいけど、実は情にあつい。
そんな藍沢らしさがよく出ていた初回でした。
白石(新垣結衣)に事故現場から救援要請の電話が来て、皆まで言うな…って感じで駆けつけるところなんて、カッコ良かったですよね。
走り方がちょっと変だったけど…(笑)
っていうか、山Pは胸筋鍛えすぎでしょう。体つきが変なことになってます。
あと、事故にあった少年と駆けつけた父親との七夕の短冊のくだり、「コード・ブルー」っぽくて泣けましたね。
藍沢の粋なはからいでした。親の愛を知らない藍沢ならではの優しさでしたよね。
私めが5人の中で最も肩入れしていた劣等生藤川(浅利陽介)の成長ぶりも頼もしかったです。
今どきっぽくて扱いづらいフェローたちの指導医になっているんですが、扱いが上手いんですね。
自分もダメだったからこその指導ぶりが、きちんと描かれてました。
しかし、冴島(比嘉愛未)と同棲していて、赤ちゃんまでできているのには驚きましたね。
何かこの二人に起きなければいいんですが…ちょっと心配になりました。
あと驚いたのは、藍沢がチラッと白石に恋愛感情らしきものを見せたこと。
脚本が男性から、女性に代わったので、そのへんのニュアンスが微妙に変わるのかもしれませんね。
心配した脚本もあまりがっかりすることなく、ホッとしました。
白石と緋山の性格の対比も以前通りに描かれ、事故現場での奮闘ぶりはハラハラしながらも、頼もしく見ました。
寺島進がヘリのパイロットでちゃんと出てくれてるのも嬉しかったし、何より主題歌がミスチルの新曲でなく「HANABI」のままだったこと。
やはり名曲ですね。
今回の評価は…